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#6 「人造人間」

シャルク「ライカちゃんって結構アヴェンジみあるよね」


リゼット「なんですかそのザツな単語は」


シャルク「リゼットは……アサシンアサシンしてる」


リゼット「ですからなんなんですか……暗殺で生きていますけど……」


ライカ「わたしは、正義の復讐、アべンジ……というより、私怨だから、リベンジ?」


シャルク「でもアヴェってる人たちって大体リベンジってない?」


リゼット「あの、一体なにを話してるんですか?」


シャルク「人造人間について話そうとしてたんだっけ、俺たち」


ライカ「……わたし、主役? んー、わたし達……は、あんまり、人間ぽくない」


リゼット「たしかに、ガションガションしてるロボットが未だに一般的ですね」


シャルク「ライカちゃんは特例の中の特例じゃないかな。技術と魔術をこれでもかと使って造られてる」


リゼット「ライカの内部構造、とっても複雑ですもん。さながらライカメイキュウです」


シャルク「溺れる夜が始まっちゃうって訳か……」


リゼット「それに、思考もほとんど人間と変わらない速度ですし……」

シャルク「無視か……」


ライカ「生殖と排泄、ができないだけ。もしや、わたし、きょじん」


シャルク「1.7メートル級のライカちゃん、何食べてるのー?」


ライカ「蒸したおいも……」


リゼット「うわあああアウト! やっぱりこの話題アウトです!」

リゼット「ふーっ、ふーっ……ツッコミって疲れますね……菜奈緒さんのことリスペクトできそうです……」


シャルク「魔力炉捧げる?」


ライカ「捧げるー」


シャルク「貴様の魔力炉は右にあるのか!」


リゼット「シャラップ! シャラーーップ!」

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