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#4 「魔術」

リゼット「これもシャルクに説明して頂きましょうか」


マリア「あら? リゼット様と……」


シャルク「これはこれは。素敵なおっp……女性だ、俺はシャルクハフト・ランガー。貴女の名前を聞いても?」


マリア「マリア・ハインリヒと申します、以後お見知りおきを」


シャルク「……ハインリヒ、ね……宜しく、マリア」


リゼット「ハインリヒのお嬢さんも、魔術をよく使いますよね」


マリア「そうですわね……わたくしの場合は、拘束魔術が無詠唱で発動できますのよ」

マリア「発動する時は、唾液・汗・血液・涙などの体液を、こうして……」

マリア「わずかな量、左手首に触れさせておく必要がありますが」


シャルク「魔術の家に生まれた特権みたいなやつだな。俺は気配探知だ」


リゼット「それって性格ですか?」


マリア「ふふ、すこしサドっ気がありますの」


シャルク「残念俺もサドだから性格合わないね?」


リゼット「シャルク!? なぜ私を背面合掌縛りに!」


マリア「この得意魔術は遺伝したりしなかったり致しますので……システムは謎です」


リゼット「え、このまま進むんです?」


シャルク「まぁなんというか、能力者っぽいよな」


マリア「うふふ、異能バトルでも始めましょうか」


シャルク「いいねー、テンション上がってきた!」


リゼット「あの、外してください。外して、ください」

 

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